カテゴリー「グルメ・クッキング」の3件の記事

ややこしくない中国茶 1.烏龍茶(ウーロン茶)

 国茶が流行して久しい。今では日本の中小都市でも、ちょっとした茶器や茶葉が手に入る。通販も盛んだ。ただ、日本に来ると、何でも大陸の数倍の値段になっている。問屋で買い物をした後など、日本の中国茶店にはこわくて近寄れない。

 お茶はその昔、たばこと並んで、男性のたしなむ物だったそうだ。道理でお茶とたばこを一緒に売っている店が多いと思った。お茶はにおいを吸い込む性質があるし、たばこはにおいを出す性質があるのに、あんなもの一緒に売って困らないのだろうかと思っていたのだが、なるほどもっと歴史的な理由があったのだな。

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 ところで、中国には、台湾や韓国から来たいわゆる喫茶店のほかに、伝統的な茶館がある。お茶の葉をキープしておいて、行くとお店の方が顔パスで手際よくしたくをしてくれるのは何ともいえず気持ちの良いものだ。あるいは、一見さんでも、お茶を選び、お茶請けを選び、場所によっては伝統音楽の生演奏などを聴きながら、ゆっくりゆっくりお茶を楽しめる。お茶には時間の流れる早さを変える作用があるかのようだ。

 一方、どうやら、この茶館、場所によっては、男性がトランプを持ち込んで賭け事をしたり、お店のお嬢さんに将棋の相手をさせたり、と言った使われ方もしているようである。なんとなく、入りにくい雰囲気の店は、入り口でそれとわかるものだ。あるいは、「トランプの持ち込み禁止」などと書かれている喫茶店もあるので、あるいは茶館にもそういう場所があるのかも知れない。 

 さて、能書きが長くなったので、ここで、ややこしくないお茶の話しを。茶道というと、やれお道具だ、やれ作法だ、と面倒なものだが、家で飲む分にはおいしければ良いのだ。そんなわけで、まずは急須を用意しよう。急須と茶葉、これだけだ。

P6100402s_2  ちなみに、急須があるとよいのは、いわゆるウーロン茶である。養壷と言って、一つの急須に一種類の茶葉、のように決めておくと、長い間になんともいえず深いつやのある色合いになる。

 本当は、茶船といって、お湯を受ける台があると良いのだが、ここはお皿で代用しよう。本当に気に入った茶壷はけっこう値が張るので、ほかの道具はこの際省略だ。

 次に茶葉である。街のどこにも、ちょっとした通りなら、量り売りのお茶屋がある。大きなブリキなどの缶が店頭に並んでいて、500gの値段が表示されている。値段が高いほど農薬が少ない可能性が高い(もって回った言い方ですみません)は、日本と同じらしい。ここで、まずは試しに飲んでみたいものを、50gくらいずつ購入する。最近は、以下のように使い切れる程度の分量に真空パックされたものを缶に入れて売っている場合もある。これはいただきもので、贈答用のパッケージだろう。

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 さて、次にお湯を沸かす。沸騰させる。沸騰させたままでいい。急須にお湯を入れて温める。湯飲み(何でもいい)も暖める。できれば小さめのがあると良い。マグカップでもいいが、一度には底の方に1,2センチしか入らないので、ちょっと雰囲気がつかみにくいかも知れない。ぐい飲みなんかでもいい。急須のお湯をそれに入れてあたためて、捨てる。

 今度は、茶葉を適当に入れる。急須の容積の割に、たくさん入れる。あふれる直前までお湯を注いだら、ふたをする。これは少したったら湯飲みに全部空けて、香りだけ楽しんで捨てよう。良い味が出るのは次からだ。P6100405s_3

 さて、再びお湯を注ぐ。ふたをする。上からさらにお湯を注ぐ。下に敷いたお皿にお湯がたまる。すると保温になる。2,3分まって(濃いのが好みであれば時間を長く)、湯飲みに全部空ける。甘い香りがするだろう。そう、烏龍茶は、けっこう甘みのあるお茶なのだ。ペットボトルで初めて出会った場合は、「これと、あれが、同じもの??」と不思議に思われるだろうが、烏龍茶にも色々あるので、同じものとも言えるし、違うものとも言える。ただ、烏龍茶のくくりに入ることには違いない。

 そんなこんなで、飲んでは淹れて、淹れては飲んで、と、5,6回は繰り返せる。ここが日本の緑茶との違いだ。

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 ちなみに、空腹時に烏龍茶は刺激が強すぎるので勧めない。何がおなかに入れてから、楽しく召し上がれ。☆

※写真は、上から、烏龍茶の茶葉、紫砂(ずーしゃー)の急須、今回淹れた茶葉のパッケージ、お湯をなみなみと注いだ急須、そして3煎目のお茶の色。3分間程度置いたか。適当にやったので記録していません。あしからず。

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豪華多機能炊飯器!?

 前買った炊飯器が大きすぎて使い切れず、友人夫妻にゆずって、自分用に小さなものを探しにスーパーへ。こちらのスーパーには小家電も置いているので何かと便利だ。

 店員さんの勧めで、「蘇泊爾(Supor)」という杭州製のものを購入。家でじっくりパーツを洗ってみると、以前日本のヨドバシカメラ某店で購入した3合炊きのものと作りが似ている。使い勝手も似ていて非常に良い。炊飯モードとお粥・煮物モードがあり、保温もできる。気に入った。

 炊き上がりも上々、ちゃんと「蟹の穴」も開いている。満足満足。

 ところで、購入直後、念のために説明書を隅々まで読もうと思って手に取ると、表紙にこうあった(試訳は筆者)。

            「豪華多機能炊飯器」

 豪華、かなぁ。どうだろう?☆

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番外編:中米合作!?北京の民間風邪薬

 ーラ+酢+にんにく=風邪薬。

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 風邪が長引いて、咳で腹筋も痛くなってきたある日、友達から上記の処方を勧められた。

「コーラって、コーラ?」

絶対に聞き間違えだと思ったが、紙に漢字で「可楽+酢+蒜 治感冒」と書いてくれたのを見ると、本当にコーラだった。

 一緒にいた別の友人が言う。

「そうそう、コーラってけっこう薬効あるの」

 病院でもらった香港の咳止めシロップもなかなか効きそうな味だったのだけれども、そうか、そう来たか。コーラに酢ににんにくか。念のため、別な友達にもメールして処方と効果を確認。

 「効くよ、僕も飲んだことがある」

 どうやら、こちらでは一般的な民間薬のようだ。

 さて、藁にもすがる思いでコーラを購入、家にあった黒酢(こちらのスタンダードなもので、1瓶3元程度)を冷蔵庫から取り出し、台所に転がしてあったにんにくを刻んで持ってくる。

 カップにコーラ、そして酢を注ぐ。色も似ており違和感はない。爆発するでもなく、共になめらかな泡を作っている。次いでにんにくを投入、軽くかきまぜると、ほどなくして泡は消えた。

 ううむ、効きそうな香りだ。鼻が詰まっているわりにはよくわかる。風邪を引いていなければ飲めないかも。

 おそるおそる飲んでみると、これがなかなかいけるのだ。ジンジャーエールのような、ガラナのような、そうか、ガーリックエールなのか。ガーリックコーラ? こちらにはいちご味のコーラがあるが、ガーリックも作ればいいのに。

 ほどなくして、二日も出なかった声が出るようになった。鼻も開通。中米合作?の風邪薬、合わせて5200年の勝利、というわけで、まずはめでたし。風邪でお困りの在留邦人の方、コーラが体質に合うようでしたら、どうぞお試しあれ。☆

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