北京で暮らす猫Ⅱ 70.ていねいなごあいさつのタマ
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タマはマタタビには反応しない。実は五割ほどの猫は何の反応もしない、という話を聞いていたので、確率二分の一なら仕方ないと諦めている。
ところが、マタタビよりも何よりも、タマの心をつかんで放さないものがあるのだ。
ひも。
ひもである。
なわとびのひもしかり、メジャーしかり、リボンしかり、ビニールのひもしかり、もう、ひも状のものなら何でも好きなのだ。それで、タマとのひも遊びを「超ひも理論」と呼んでいる(どこが「それで」なのかはこの際、問わないでください)。
ひもを目の前にちらちらさせると、どんなにくつろいでぽってり寝ていても、すっくと立ってさっと身構え、はい、準備ok!になってしまうタマである。
写真は、友人が操るひもと対峙するタマ。動いたらいつでも飛びかかれるよう、攻撃の瞬間を計算している。☆
「誰が発明したのかしら、こんな素敵なもの」
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風邪の中でも、のどの痛みと鼻水系のもの、すなわち上気道感染症は、中国医学の概念では「上火(しゃんふお)」と言うのだそうだ。日本語では「のぼせ」が一番近い概念だろうか。
そういうときは、「清熱解毒」の効果のあるものを食べる。その一つが「柚子」なのだが、日本の柚子を想像してから実物を見ると気絶しそうになる。
こんなサイズ
日本の柚子とは、柑橘類だ、という点を除いては全く違う果物なのだった。
さて、この「柚子」と呼ばれる果物、わずかに苦みのあるうす黄色の果肉がたくさん入っていて、それはそれは食べ応えがある。紙コップのサイズと比較すると大きさが分かるだろう。これは比較的大きな方ではあるが(そしてタイからの輸入品)、これより小さなものでも、始めて見る人を瞠目させるに十分である。九州の人は「あ、晩白柚(ばんぺいゆ)ね」と思われることだろう。おそらく同じものではないか。
日本でも、風邪にリンゴ、風邪に柑橘類、といった食習慣があるけれども、中国医学では、柑橘類の中にも「上火」の時に食べてはいけないものがあり、それが日本でいう「みかん」だというから驚く。一方、上記柚子と、オレンジは良い。
すなわち、苦みのあるものは、熱を取り解毒する作用=上火を静める作用がある、ということらしい。この柚子にもさわやかな苦みがわずかにある。清熱解毒のハーブティとして知られる金銀化もそうだ。オレンジも、確かに「みかん」の甘さとは違う。柑橘類ではないが、ゴーヤーもいいらしい。
そのようなわけで、風邪気味になると、これをせっせと食べるのであった。☆
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